人気ブログランキング | 話題のタグを見る

3ワンコーズと ワタシの日常


by uumam
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

出身は保健所

ウーロンが雑種であると答えると
「ナニとナニを掛け合わせたの?」
こう聞かれることも非常に多い。

ここで、
「捨てられていたコなので・・・」
と答えることが多かった。
素直に「保健所でもらった」なんて言うと、
「あらー、保健所ってかわいそうなコがたくさんいるんでしょ?
よくその中から、1匹だけ選ぶなんて出来たわねー」
といわれることが多かったのす。
この言葉、私にとって非常に辛い言葉なのです。

ウーロンは“明日に処分”という檻にいたのです。
もちろん、他の犬たちも。

私がウーロンを引き取ったときに、
せめて1匹でも・・・なんて考えはありませんでした。
たまたま、ウーロンだけが現状を理解していない犬で
ノー天気な犬だったので、
わんこ初心者でもこのコだったら、飼えるんじゃないか?と思ったためでした。

犬との生活で一番大切なことは、
良質なフードを食べさせることでも
いつもキレイにしてあげることでもなく、
飼い主と犬の両方が幸せに暮らすこと。

私がウーロンと同じ檻にいたコたちを全部引き取ったとして
果たして、私も犬も幸せになれただろうか?
答えはNO。
経済的にも、時間的にも、
何より精神的に無理だったろう。

だから、一度、家に迎えた犬は
最期まで一緒に暮らしてほしい。

犬の赤ちゃん時代は、とてもヤンチャ。
私なんかウーロンが怪獣に見えたほど。
そのときの、獣医さんの言葉が私を支えてくれた。
「いたずらはこのコの仕事。
危ないこと、イケナイ事を教えるのが飼い主の仕事」
そう・・・いたずらは子犬の仕事なのです。
でも、子犬だからと言って、甘い顔見せると
犬はあっという間に、力の強い成犬になる。
だから、飼い主の「危ないこと、イケナイ事を教える仕事」
を怠ってはいけない。

でもでも、それを怠っても大丈夫。
今からでも、大丈夫。
我が家もしつけの出来ていない
噛み付く犬を保護したことあるけど、
気持ちはいつか伝わる。(真剣に向き合えば)
今では、甘えん坊のワンコとなって
ある家庭で「ロン」という名前で暮らしている。

もしも、私がウーロンを飼えなくなったら・・・
新しい飼い主さんを必死に探すだろう。
でも、自分が納得する飼い主さんを見つけられなかったら・・・
抱っこして安楽死をさせる。
残酷なようだけど、100も200も獣医さんにいやみを言われて
安楽死をさせる。
でもね、この覚悟があれば、どうにかなるもの。

だから、一度迎え入れた動物は
最期まで一緒に暮らしましょう。
by uumam | 2004-08-10 20:35